■ 巫女さんプロフィール ■


   ■ 出口 サグメ
       (でぐち さぐめ)
  ■ 黒住 ウズメ
      (くろずみ うずめ)
  ■ 中山 シコメ
      (なかやま しこめ)

  年   齢:18歳
  身   長:158cm
  誕 生 日:7月20日
  血 液 型:B型


●死せる魂の神社で働くバイト巫女。本業はミコ田学園女子大学附属ミコ田学園女子高等学校に通う学生さん。ミコ女への推薦入学も決まり、安穏とバイトに明け暮れる日々。

●サバサバした性格で人当たりも悪くないのだが、休み時間に『家畜人ヤプー』を読みふけるような娘なので友人はさほど多くない。

●父親はごく普通のサラリーマン、母親は敬虔なカトリックといった巫女とはまったく縁のない家庭に育ち、本人も元々霊的素質を持ち合わせてはいなかった。

●しかし中学生のとき、修学旅行先の杜王町で何者かに矢のようなもので胸を射られてしまう。不思議なことに彼女の命に別状はなく、更に不思議なことには、その後彼女の身に突如として並外れた霊能力が発現してしまうのであった。

●霊能力を悪用し、カルト教団“人外眞教”の美少女眼鏡っ娘開祖におさまって色々と悪知恵を働かせていたところを「人外眞教被害者の会」の依頼を受けて教団本部に乗り込んできた正義の白巫女ウズメ嬢にたしなめられる。それ以後、バイト巫女としていつのまにやら死せる魂の神社に居ついてしまった。

●趣味は読書と音楽鑑賞。わりとふつう。「最後のナゴムギャル」を自称してはいるが、実際はそこまでのものでもない。

●2ちゃんねるとヒッピーと澁澤龍彦が相対的に好き。絶対的に好きなものはお金。なごむ場所は社務所とヴィレッジ・バンガード。なごまない場所は学校と教会。

●ヒッピー萌えなので、いつかインドに行って思うぞんぶんハッシッシを吸いたいと思っている。

●古今東西の有名人を力技でごういんに降霊させるのが得意。じまんのマイ巫女装束は、MARNIのデザイナー、コンスエロ・カスティリオーニの生霊を降霊させて無理矢理デザインさせたボヘミアンスタイルな一品だったりする。

●やり口が強引なために大抵は呼び出した霊と喧嘩別れになるのだが、何故だかモンゴルの英雄チョイバルサンとだけは相性がよく、いまや唯一無二のパートナー。


  年   齢:21歳
  身   長:167cm
  誕 生 日:2月11日
  血 液 型:B型


●死せる魂の神社(社格はweb幣大社)の大宮司、黒住惣一郎の孫娘。父親の宗徳は将来を嘱望された才能横溢な神職者であったが、生来の巫女萌えごころがたたり、バイト巫女さんにセクハラで訴えられ程なく蒸発。行方不明の父親の居所を霊視すべく、ウズメは霊力向上の修行を日々かかすことがないという。

黒住家に伝わる「十種神宝(トクサノカンダカラ)文書」と、それにまつわる神宝をめぐって日本転覆をはかる悪人どもと『帝都物語』顔負けの霊能力バトルを繰り広げることもしばしば。しかし、最近導入した霊子力自動警護システム「学天則2000」のおかげで、ウズメがわざわざ出張らねばならない局面は少なくなってきているとか。

高校2年生の時に出場した「全日本ミス巫女さんコンテスト」(通称ミココン)で準優勝。ビジュアル面では突出していたのだが、技術審査の課題「理想の男性口寄せ審査」時に憑依させた梶原一騎が殴り倒した審査員をかつぎあげ「アラエッサッサー!」と踊り狂い、かの『男の星座』の名シーンをみごと再現してみせたのがまずかった。これですっかり審査員の心証を悪くしてしまった。

趣味はマンガ喫茶めぐりと矢吹丈の女性経験の有無を推理すること。

●マンガ好きが高じて、今や殆どの漫画家を降霊出来るようになった。今のところ日本の霊能力者のなかで“マンガの神さま”手塚治虫を降霊できるのは彼女だけ。(北関東に“手塚降ろし“を自称する年配の女性霊能力者がいたが、『どろろ』の絵のリクエストに対してながひょろい山芋の絵を描いたりしていたのですぐにインチキとバレた)

マイ巫女装束はANTEPRIMAの荻野いずみ女史によるデザインで、もちろん一点もの。一年前、女史の「手塚を呼び出し、ブラックジャックとピノコ(大人バージョン)夫婦のしあわせ後日談ストーリーを描いてほしい」という依頼を見事完遂した際、特別報酬としてデザインしてもらった。

●ウヨ気質。韓国とユンソナを激しく嫌う。一番の常識人にみえて、その実、皇国の霊的国防がどうのとか八紘一宇がどうのとか言い出すものだから、周囲は常に冷や汗もの。


  年   齢:14歳
  身   長:149cm
  誕 生 日:6月31日
  血 液 型:AB型


●死せる魂の神社で働くバイト巫女にして、本業は聖パラダイス中学に通う学生さん。(パラ中を知らない方は永井豪先生の『あばしり一家』を読んでね!)

●幼少時に深い心のキズを負い(詳細は不明)、以来情緒不安定な女の子としてすくすく育つ。

●小学生の頃は鳥肌実のような抑揚で「空気中には悪のイースト菌がいっぱいなんです。巨大なウグイスパンが攻めてくる!」などと触れ回りながら町内を徘徊するちょっとおイタな女の子であったが、死せる魂の神社にて神道式カウンセリングを受け、自身のこころの病巣を宗教的解釈によって認識することでどうにかこころのバランスをたて直し、霊的アンテナの研ぎ澄まされた美少女巫女中学生への道を一歩ずつあゆみはじめている。

●母親は病死。不具者の父親との二人暮し。父親は障害者であることを言い訳にまったく働こうとしないらしく、シコメが家計を支えなければならなくなった。そのため、シコメは特別助成奨学金が支給されるパラ中に入学し、対人恐怖症ながらも今日も社務所でけなげに巫女の奉仕を続けているのである。

●好きなものはおすしとあぶらあげと小松政夫。携帯電話とか電子レンジとか、電磁波の出るものがきらい。

●趣味はお料理とお裁縫と小動物いじめ(子犬の足首をあらぬ方向にねじったりして遊ぶのが好き)。

●神社から支給された巫女装束は一度袖を通して「使用済み」にしてからその手の店に高値で売却してしまった。今着ているのはイトコのおさがりのセーラー服を巫女装束っぽく改造したもので、この衣装で巫女の身だしなみにうるさい宮司の目をどうにかこうにかごまかしている。

●霊的素養は他の二人にひけをとらないのだが、霊媒技術がまだまだ未熟なため、そこらの低級霊に強制憑依されてしまうことがしばしば。しょっちゅう人格がかわったり首がグリングリン回ったりしてちょっぴり近づきがたい雰囲気なので、兇人のつどうパラ中においても一目置かれている。

●最近になって、じつは幽霊族の生き残りであることが発覚した。父親は睾丸に乗りうつって現世に蘇生、「べつの玉の親父」と呼ばれて近所の住民からきたないものを見るような目で見られている。実際、きたない。
(作画:うそつきさん)