１２日にお聞きしたアンケートを集計しました。

Ｑ.あなたなら、人体改造や少女のお尻ズキューン！　にヒキますか？ 　

�@ひく。大ヒンシュク——————————————２票
�A大丈夫。——————————————————３票
�Bもっとやってよい。——————————————３票
�C実際に読んでみないことにはなんとも——————９票
�D卒論を書け。若者よ、現実から目をそらすな。———６票

　一番多かったのは�C。至極ごもっともな結果でした。
　そうですね、少女のお尻ゴンヌズバーと一口にいっても、書く人のサジ加減ひとつで単なる痴態にもなれば、ダダイズムの形象化になったり、人間の可能性を示すひとつの指標になったりするんでしょうから、こんなんアンケートで訊かれても困りますよね。あいすみやせんでした。

　ちなみに僕は白樺派(9/30参照)なので、ベレッタちゃんのお尻を使ってひとつ人道主義と理想主義の旗印を高く高く掲げてやろうと思っています。
　天国の志賀さん、見ていてください！

　というか、白樺派を標榜しておきながら、読んだことのある白樺派の作品は『城の崎にて』『小僧の神様』『清兵衛と瓢箪』だけというのは、ちょっと、冒涜というか、ひでえなあと思いました。

　アンケート結果についてですが、意外だったのは、�@票が最も少なかったという点。一番票が集中すると思っていたのに、むしろ�Bの「もっとやってよい」のほうが多かったという。

　なんだ、この世は僕の想像していたのよりずっと、お尻に対してオープンな世界だったのだなあ。日本人というのは少女のお尻に寛容な民族であったことだなあ。古くは源氏物語で、光源氏が幼い少女の紫上にそのお尻をゴンヌズバーさせてからというもの、日本人は古来より少女のお尻をめでる文化を育んできたようであるなあ。つまり僕がこれから書こうとしているものは第二の源氏物語、日本文化の再発掘であるのだなあ。
　ようし、がんばって書くぞっ！

　光源氏が紫上のお尻を重点的にめでたとか、源氏が垣根より紫上をかいま見て「いみじくうつくしげなるお尻なり」と目を細め、お供の惟光朝臣もドキドキしながら「げに」と頷いた、なんていう記述は『源氏物語』中に一切ないんですが、なにしろ小生、悦に入りだすともうそうが堰を切ったかのごとく止まりませんのでご了承。

　家庭教師のバイトの時間、ニコニコしながら数学の問題集をパラパラめくっていると「母集団」なる単語が目にはいりまして、そこでハッとしました。

「母集団：統計の対象となる事物の集団」

「ああっ、そういうことだったのかっ！　僕のサイトは背景黒くて妖怪事典でキン肉マンな、つまりいわゆるアレなサイトだから、そこでアンケートを行なった場合、想定される母集団の特徴としては、やはり、一般人と比べて趣味嗜好がちょっとアレな方々多数な可能性大だっ！」

　というわけで、改めてアンケート結果を詳細に調べてみました。

　�A�B票の投票は、日記アップ直後の13日に集中しています。

　一方で、�@票が投票されたのは二票ともに15日の夜以降。日記がアップされてから三日近くが経過しています。

　このことは、このサイトをごひいきにしてくださり、定期的に、しかも頻繁に巡回してくださっているコアな方ほど�A�Bを選択し、あまり頻繁に巡回しない、あるいは一見さん、つまり前者と比べて当サイトとの関係が希薄な、より世間一般的嗜好を有している可能性の高い人ほど�@を選択する傾向がある、と考えられはしますまいか！？　つまり、世間はやはり人間銃器がお尻でズキューン、に嫌悪感を感じるということになりはしますまいか！？

　えー、大学の統計学入門の講義で二年連続Ｄ判定をゴキゲンでゲットした僕にはこれ以上難しい解析はできませんが、今回のアンケートの母集団と世間との間に多少のズレがあったとしても、それでも僕はこの愛すべき母集団を信じて人間銃器小説を先の設定で書き綴ってみようと思いました。
　とまれかくまれ、ご協力ありがとうございました！