卒論が終わったら自分へのご褒美としてゲームソフトを買います。候補は『風来のシレン２』と『天誅２』。シレン２とは、平たく言えば洞窟をさまよいながらおにぎりを食べたり万引きをしたりするゲームで、天誅２とは、平たく言えば忍者となってターゲットの首をかっ切ることに快感を覚えるゲームです。あー、どっちにしようか迷うなあ。いっそ二本まとめて買ってしまおうかなあ。自分へのクリスマスプレゼントとして(泣ける発想)。

　さて、近々我が愛しのセガが素晴らしいゲームを出しますね。あまりに素晴らしいので、僕はもう、この場で宣伝してしまいますよ。

○その名は『セガガガ』。
○シミュレーションゲーム。発売日未定。
○セガの社長となってゲームシェア100パーセントを目指せ！
○修羅場と化した開発現場に耐え切れず異形化したクリエーターを戦闘で説得し、おもしろゲームを作らせよう。
○セガの歴代ゲームが実名で百本以上登場。
○主人公は瀬賀太郎。前任の社長は人交(ひとまじり)氏。

　こんなもの、面白いに決まっているじゃあないですか。だって僕は、いや、僕らセガマニアは、信長よりも、劉備よりも、厳白虎よりも、誰よりも誰よりも、セガに天下を取らせてみたかったんだっ！　僕らの悲願(ゆめ)が叶うんだっ！　無限の宇宙(そら)は僕らセガキチ哀・戦士と共にっ！　僕らの胸に生きているせがた三四郎の名にかけてっ！

　セガに対して何の感情も持ち合わせていない方には「何のことやら(苦笑)」といった文章ですね。僕はほら、セガとは幼稚園の時からの付き合い(SG-1000)ですから、いわば幼なじみ、つまりセガとは僕にとって『ときメモ』でいう藤崎詩織ちゃんのようなものですよ。伝説の木の下で告白したいです。……ずっと、ずっと好きでした！

　えーと、『ときメモ』を知らない人には「何のことやら(苦笑)」といった文章ですね(僕もよく知らないんですけど)。えーと、僕はほら、セガとは幼稚園の時からの付き合い(SG-1000)ですから、いわば幼なじみでもうお互いにツーカー、ツーといえばカー、シェンといえばムー、テトリスといえばハットリス、といったようなもので……と、セガにテトリスは禁句でしたっけ。最近は『セガテトリス』が出たりしてますけど、結局テトリス問題はどうなったんでしょうね。開発者のアレクセイ・パジトノフはたしか死んだんですよね。

　えーと、全体を通してゲームに興味の無い人には「何のことやら(苦笑)」といった文章でしたね。ははは。

　あ、あと、僕とセガとはツーカーなんですが、僕はセガ社に面接試験で落とされました。ははは。ツー、ツー、ツーといえばツーツーツー(一方通行)。