過去問を閲覧しに大学にゆきました。雪がしんしんと降っていまして、それじゃあということで大学生協で康成っちの『雪国』を買い、図書館で熟読。そのうちお腹が減ってきたので食堂でハンバーグを食べていたら助教授に会い、そこでようやく過去問の閲覧という今日の目的を思い出しました。このように、僕は連想ゲームの要領で日々を生きているのですよ。
「きみのうごきはわかりやすいけどわかりにくい」というようなことを、たまに言われます。

　『雪国』は途中までしか読んでませんが、芸者の駒子ちゃんがかわゆいですねえ。幸うすきところがまたよいです。僕に娘ができたらコマコと名づけたくなりました。コマコが産まれたら男手ひとつで(妻とは育児論の対立、娘を球場に置き忘れる事件で妻激怒、僕の大事なキン消しを捨てた・捨ててない騒動、などの諸トラブルのすえ離婚)薄幸の美少女に育て上げ、健康優良児にもかかわらず病院に入院させ、毎日病院の窓から外を眺めてため息をつかせ、もちろんパジャマはフリフリがいっぱいついた可愛いやつを着せたりなんかして、毎日病院の傍を通る純朴な野球少年なんぞをウヒーと舞い上がらせたいですね。というか、こんなもうそう狂の僕のほうこそいっぺん入院したほうがよいですね。ウヒー。

　えー、ともあれ、新星「コマコ」の登場により今まで女児命名第一候補であった「モヨコ」は次点に格下げとあいなりました、ということを取り急ぎお伝えしておきます。んなもんお伝えされたかねえ、という意見はごもっとも、けれどだってほら、僕の未来の奥さんがもしかしてこれを読んでるかもしれないじゃないですか。ねー。
　あ、男の子だったらてきとうにつけるからねハニー。「翼」とか「拓哉」とか流行りの名前をてきとうにね。ほんとのところ、子供の母親、僕の結婚相手もてきとうでいいんだから、つまるところ今コレを読んでいるきみでもいいんだよ、きみきみ。ほれ、そこのチミチミ。

　あー、あまねく女性にごめんなさい。国境の長いトンネルからごめんなさい。落盤つづきでごめんなさい。前後不覚なトンネルの闇の中からごめんなさい。ドラゴンヘッド。ドラゴンヘッド。ドラゴンヘッドごめんなさい。あなたの頭上を真っ白の雪が舞ったところでこちらといえば真っ暗闇、まるで何も見えやしなくてごめんなさい。闇の中をさまよう僕には冷え切ったあなたの体をどうすることもできず本当にごめんなさい。

　と、最近は平身低頭平謝りで締めるスタイルが好きなのです。
　この懺悔オチスタイルならば、それまで書いたブレイをある程度帳消しにすることができてべんりべんり。