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体調不良のことを書いたらアクセスが増えて僕ホクホク。アクセス欲しけりゃ体をこわせよサノヨイヨイ、という格言が僕の中で生まれました。 自分の病名すらネタにして切り売りしている自分を客観的に見て、はて、果たして個人サイトの情報公開とはどこいらまでが相場なのか、という疑問が湧きました。 昨日の僕の日記の場合かなりの情報公開度、ロシア人が見たらグラスノースチ！とウォッカ片手にスタンディングオベーション必至なレベル、かのペレストロイカ大将ゴルバチョフ氏さえも頭部のアザをぐにぐにと「ハラショーヒモロギ！ ハラショー！」の文字列にモーフィングさせて絶賛するであろうこと必至なレベルでありましょう、よしきたゴルビー、ガラス張りの政治は僕にまかしとけ、ははははは、といったかんじで鼻高々だったのですが、昨晩久しぶりに他の方々の日記系サイトを新規開拓して読んでみたところ、そんなものは僕の思い違いであることに気づきました。 な、なんか、みんな、赤裸々じゃん。い、いいの、そんなん書いて！？ ってかんじでしたよ。恋人とのアレコレや夜の生活のアレコレや人間関係のアレコレや職場の上司へのあけすけな呪詛や好きなエロゲー等々、あわわ、赤裸々すぎて僕には書けないや。あわわ。あわわわ。 考えてみると、僕は日記でいろいろ書いているようでいて、ほんとうのところ日常生活についてすらほとんど触れていないんですね。僕が毎日どこで誰と何をしているか、といった情報がわかりにくい内容となっていまして、ああ、こんなことではグラスノスチ(情報公開)が聞いてあきれます……ん、おやおや、ゴルビーのアザも再びなまめかしくモーフィングしていますよ。なになに、「サバーカヒモロギ、ダスヴィダーニィヤ！」という文字列へと変化しましたね。うーん、これは「国家の犬ヒモロギめ、消えうせろ！」とでも訳せばいいのかな。はてさて。どうにも。 けれどまあ、個人サイトにおけるグラスノスチというのは諸刃の剣ですよね。個人データの悪用という実質的な危険性もさることながら、匿名性から生じるある種神秘的な魅力というべきものにすがっていたいという願望もあるわけで、そのへんのサジ加減が難しいです。赤裸々か、神秘のヴェールか、はたまた鉄のカーテンか、むずかしいなあ。
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