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今まで卒論や院試のために自ら律していた読書を完全解禁しました。 ここ数日で買い込んだのは京極多田村上トリオの『妖怪馬鹿』を皮切りに、荒俣宏、稲垣足穂、友人に勧められた金井美恵子と小林信彦、タイトルにそそられて買った海外小説『魔女の鉄槌』(※4)、さらにマンガは諸星大二郎『六福神』、大塚＋森の『木島日記』、山田章博の短編集数冊、８巻以降揃えるのを怠っていた『キン肉マン�U世』まとめ買い、ああそうだ『クトゥルー神話事典』と『ムー ミステリー大事典�U』も買ったんだっけ、ということでなんかもう趣味まるだし、列挙したらなんだか恥ずかしくなってきましたよこれは。僕という存在が実は「妖怪」「オカルト」「キン肉マン」の単語検索しかヒットしない、スカスカ脳内コンテンツ総工事中男であることがバレてしまうなあ。というか、前からバレバレでしたでしょうか。はじかちー。 そんなかんじで、今までの僕には妖怪とオカルトとキン肉マンしかないので、これからの僕にも妖怪とオカルトとキン肉マンしかないことでしょう。口を開けばニ言目にはロビンスペシャル、結婚式のスピーチもいつのまにかロビンスペシャルについて熱弁をふるい、落語家になって枕を振っても「ロビンスペシャルとはよく言ったもので」、出世して大喜利に出たって毎週毎週両手をあげて「ロビンスペシャルでーっす！」、そんな人生｡結構至極。 いや、これは果たして本当に結構なのだろうか。 ああ、理不尽な重力が僕の人生をひっぱる。 (※1) しまった、いなかった。 (※2) 『魔女たちへの鉄槌』は15世紀に出版された魔女狩りの手引き書。
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