日記

9月15日(土)

「アタシ、大きくなったら巫女さんになって、○○クンの巫女さん萌えを満たしてあげるネ」
「じゃあ、僕は大きくなったら宮司になって、巫女さんになった○○ちゃんを僕のお嫁さんにしてあげるよ」
　という約束を幼き日に交わした二人の男女が、約束の相手が誰なのか思い出せないまま、ただ一つだけ覚えている運命の「約束」を信じて受験勉強に励み、やがて二人は桜咲く國學院大學で再会を果たし、ついでに斎戒も果たす(シャレ)、というラブコメストーリーを考えたのですが、どうやらこれは『ラブひな』とかいうマンガを絶妙にパクっているそうですよ。

　そんなかんじのどうでもいいパクリマンガ構想道場はさておき、１３日に募集した「『死せる魂の会』新企画・新コンテンツ案募集」に多数の応募が殺到しました！　その数なんと二通！　うるさいなあ、二通を「殺到」というんだよ僕のクニじゃ！

　えー、まずは365さんのマーベラス案。おありがとうございやす。
新企画「ツチノコ採って遊んで暮らそう」
新コンテンツ「ドラゴンサーチャー対DEAD SOUL'S（私こちら）」

　さすが、わかってらっしゃる！　僕も「オフ会」と称した「ツチノコ探索」を常々目論んではいるのですが、
「場所：岡山県吉井町山中　長靴、網、餌用のネズミ持参」
みたいなオフ会に果たして誰が参加するのかという問題、くわえて、内気な小生すこぶる隊長の気質を有さない先天性哨戒兵気質ゆえ、まったくもって探検隊の統率がとれず、へたすりゃメンバー全員遭難、新聞に「インターネットの弊害ここまで！　『ツチノコ』捕ろうとネット遭難！」「大量ネット殺人？　カルトHPのイベント参加者山中で消息絶つ」「容疑者のHP管理人を全国指名手配」なる見出しが踊りかねないという問題があり、二の足を踏んでいる状態であるのです。いやはやどうしたものか。

　ドラゴンサーチャーを以前より知っていた人間としては、最近の一般認知度赤マル急上昇ぶりにジェラシー気味であるので、そうですね、彼らとは一度手合わせ願いたいです。ただ、探険勝負だと上記の理由により圧倒的にこちらが不利なので、妖怪かるたとか、そういうタタミの上で出来る勝負でもってでガチンコ抗争していきたいです。抗争していただけるかなあ。していただきたいなあ。

　次に無記名さんのギャラクティカ案。おありがとうございます。
新企画「ヒモロギさんのぶらり全国巫女装束ファッションチェックの旅〜ポロリもあるよ〜」
新コンテンツ「湯立から口寄せまで、巫女のことならドンとこい、ヒモロギさんの『怪力乱巫女辞典』」

　なんとまあ、わかってらっしゃる！　この方はなんで知っているのだろう、僕の旅先での最大の楽しみが訪れた先々の神社で会う巫女さんのファッションチェックだということを！　つまるところ、巫女ずきたる僕の見地を述べさせてもらうならば、巫女さんの顔立ちがかわいいとかかわいくないとかそういうのはさほど問題ではなく、僕の場合巫女装束を着ていれば万民すべからくかわゆいのであって、問題なのはその立ち居振る舞いや巫女装束の着こなしであると思うのです。よって装束装束！　装束にターゲットオンロックオン！　といった塩梅で、なんだ、まるで僕は変態さんみたいなことを書いているなあ、と幾ばくかの不安を抱えつつ、ええ、そうなんです、いいですねえ、ファッションチェック！　そして、ええっ、ポロリまで！？　

　正直『怪力乱巫女辞典』は僕には作れないなあ。知識としてそれなりに巫女さんのことを知ってはいても、それはやはり、儀式やら歴史やら、本から得た知識にすぎないわけで、現在の巫女さんがどうであるのか、みたいなことはまったく知らないわけです。例えばこう、アフター５の巫女さんはどうなのか、果たしてこう、実際のところ、貞操を守っている巫女さんは全体の何パーくらいであるのか、みたいなことに、おじさん(一人称)はわりと興味があるわけですが、基本的にそういうことは誰も教えてくれないので、やっぱり僕には書けないし、なんか僕は巫女さんのことになるといちいち変態さんみたいなことを書いてしまうことに気づいたので、以後巫女さん関連の記述はむしろ自粛したいところであります。

　嘘ついてました。やっぱり二通って応募が少ないです。さびしいです。
　どうすれば皆さんもっとふるって応募してくれるだろうか、ということを考えて前回の日記を見直したらば、黒田の親爺が「マーベラス！」とか「ブリリアント！」とかいって、応募者に対して「ブリリアントな案でなければ承知しないかんね」的なプレッシャーを知らず与えていたかもしれないことに気づきました。よって、もっと気軽な気持ちに応募していただけるよう、文面を少し変えました。

もうそう連載日記　第一部〔立志編〕最終話

「親爺！　親爺！」
「なんだ騒々しい。神聖な神殿で騒ぐんじゃねえ。せっかく張った結界を台無しにする気かよ」
「あ。悪い悪い」
「それより、どうした？　何の用事だ？」
「ああ、ついに、ついに、『死せる魂の会』新企画案を思いついたんだ！　それもトビキリの企画を！」
「ほほう、どんなんだ。言ってみろや」

「実は、っていうおもしろ企画なんだ！」
「バフン！　あ、悪りぃ。俺のこいた屁のせいでよく聴こえんかった。まぁいいか」
「しかも、新コンテンツ案としては、ってのを考えているんだ！」
「バフンバフン。似たようなアイディア、昔の『ジャンプ放送局』のネタにあったぜ。まったく投稿戦士のなれの果てみたいな奴だな」
「いやいや、オレのことなら、(あなたのお名前をどうぞ　無記名可)と呼んでくれ！」
「がははは。三千世界を見渡したところで、そんなヒョットコみてえなトンマな名前の持ち主はいねえよ。がっはっはバフンバフン」
「じゃ、オレは新企画やら新コンテンツ作成やらで忙しいから、用がある時は(メアドをどうぞ　無記名可)まで呼びに来てくれ」
「バフン！　バフン！　おお、見たか今の？　屁の圧力作用で俺の体が一瞬浮揚したゼ！　とうとうこの俺にオッケルイペさま(アイヌのおなら妖怪)が降りてきやがった！」

　気楽なきもちで投稿してネ！　というか、怒らないでネ！　ネ？　