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いやはや戦争ですね。緊迫アフガニスタン。 べつに僕は博愛精神あふるるヒューマニズムもりもり人間ではなく、おのれの心底をかんがみて孟子の性善説はうそんこであると納得できてしまうレベルの外道ちく生ちゃんであるので、会ったこともないアフガンの人々のこうむるであろう災難に対して涙を禁じえないとか、アメリカの強硬な態度に胸を痛めざるをえないとか、そういう感情はこれといって特にありません。特にあんましそういうことは思っていないので、あんましそういうことは書けません。なので、書きません。良識派じゃなくてすいません。 昨夜、僕がもっともココロを痛めたのは、遠くアフガニスタンにて血で血を洗うであろうカッコ付き「聖戦」の戦端が開かれたまさにその時、僕が何をしていたか、ということなんです。えー、僕は、僕は、電話で友人と「いん毛は切りそろえるべきか放置すべきか、はたまたいっそのこと剃るべきなのか」という問題についてはげしく議論をしていました(戦争を茶化すなふざけるな、とクレームをつけられましても、そもそもこれは事実をもとにした日記なのでしょうがないんです)。で、議論の最中に(僕はいん毛放置派)、なんとなくミュートにしていたテレビを観たらばニュース速報が流れていて、そして事の次第を知ったという。で、僕が今まで脳裏で描いていたいん毛(放置)がもやもやもじゃー、とあごヒゲ状の毛にトランスフォームし、やがてそれがビンラディン氏の顔に変形したという、つまり僕の頭のなかではいん毛とビンラディン氏が と、ここまで書いてどうも僕は不安になってきました。こんなこと書いて、僕はころされてしまうのではないかしら。殺されずとも、僕はすごいひんしゅくをかってしまったのではないかしら。あーあ。あー。 |