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昨日から使い捨てのソフトコンタクトレンズを試験装用しています。軽度の乱視ということもあって、乱視矯正が簡単なハードレンズを長らく装用していたのですが、あまり僕の目には合わないようで、もう痛くて痛くて。かといってメガネをかければ「なんだ、その韓国人みたいなメガネは」みたいな言いがかりをつけられたりするし。なんだなんだ、なんなのだ、言うにことかいて僕ら日帝人のすてきでゆかいなパートナー、韓国人あつかいとはどういうことなのだ。アッチョンブリケ。アッ、チョン、ブリケ！ わざわざ解りやすいように分解してひんしゅく買ってりゃ世話ないです。まったく、思いつきだけでいらぬことを書いてしまいました。べつに韓国人なんかどうだっていいのに。いや、どうだっていい、っていうのは、今日の日記の話題のなかでは、っていうことですよ。剣道もハローキティも、あまつさえ日本人種までも、そのルーツは韓国にあるというのですから、まさかまさか、韓国さまをぞんざいになんか扱えません！(自虐史観) ……あー、また心にも思っていないこと書いちゃった。オイラもうダメだーでももうどうでもいいやめんどくさいしぐでぐでダハー(自虐弛緩)。 第二段落は忘れてください。 装用感抜群のソフトコンタクトレンズなんですが、はずし方が難儀です。眼球にへばりついたレンズを親指と人差し指で一気呵成につまみ取る、というのが一般的な着脱法らしいのですが、間違って眼球もろともつまみだしてしまったらどうしよう、取れた目玉に自我が芽生えて父親面をするようになったらどうしよう、「墓場」と改姓させられたらどうしよう、モチに混ぜて食べたらおいしそうだけどどうしよう、などと、いらぬ心配ばかりが脳裏をよぎり、はずす度にビクビクしています。心配性なA型ですから。はさみが似合うかに座ですから。使いようですから。 レンズのケアも、ハードとはまたちょっとやり方が違うんですね。僕の使っているソフトレンズのケア方法は、固形薬剤付きの器具にレンズをはめこみ、薬液の入ったケースに浸すと、なんらかの反応を起こした薬剤からシュワシュワ泡が出てくるのでそのまましばらく放置、というものです。これはレンズの汚れが浄化されていくさまを視覚的に認識できるような気がして、精神的な面においても実に衛生的なんですね。ああ、僕が今日レンズを通して見たイヤなもの、見たくなかったもの、汚れた大人たち、くすんだ子供たち、すすけたこの世界、そうした一切合切の汚れは、今こうして薬液の細かくそして柔らかな無数の泡たちに包まれ、浄化され、そして消えてゆく……だから僕はまた、明日という日に生まれるであろう新たな夢を見ることが出来るんだね…… というようなことを得意顔で弟に語ったら、 「へえ。 あっ、そう。 あっ、僕、明日からセンター試験だった」 というようなことを言って、そそくさと自分の部屋に戻っていってしまったのですが、「あっ、そう」のあたりで彼は視点の定まらないギョロミーバみたいな目をしていたので、きっと心の中では 「んなわけねえだろ。ていうか、お前は今日一日部屋にこもって海賊の本と仏像の本を読んでいただけなんだから、汚れた大人とか見てねえだろ。もっと世間に目をむけやがれ」 みたいなことを考えていたのだと思います。うん、しごくもっともだ。 |