|
先日、親戚の飼っている子犬を引き連れて公園に散歩に出かけました。 子犬のやつは子犬なだけに散歩に出るとなるとおもむろに元気です。あっちでハァハァ、こっちでハァハァと、こっそりヤクでもやってんじゃないのかと思うほどアッパー系、もはや非合法なレベルで元気なわけです。そんなイリーガルに元気な子犬さんを見ているうちについついその元気ぶりに張り合ってみたくなり、公園で全力疾走耐久レース勝負を挑みました。まあ、僕のほうとしてもこんなノリであり、へんなサボテンとかバリバリ食ってんじゃなかろうかというレベルのケミカル発想なので、人(犬)のことを非合法うんぬんと言える立場でもないんですけどね。 子犬と一緒に人気のない公園をひたすら猛ダッシュ、どこまでも猛ダッシュ。二周半ほど走ったところで子犬は「フガフガ」などという水木しげるマンガみたいな奇声をあげて立ち止まり、なんか、あんまし、動かなくなった。 やった、元気な子ども犬に勝った！ さして元気でもない24歳の大人にんげんが勝った！ 元気じゃなくても勝てるんだ！ 元気がなんぼのもんじゃい、こちとらいつでも陰気だゼー！ などと呵呵大笑しつつ(ここは陽気に)水道水をガブガブ飲み、勝利の余韻にひたりながらニコニコ家路につきました。いま冷静に考えてみれば、足の短いミニチュアダックスフントの、しかも子犬とかけっこで張り合ってどうするという話であり、鼻の頭がカサカサになるまで人さまのワンちゃんを疲れさせてどうするという話なんですけどね。そのうえ、その日は僕じしん疲弊しきってしまい、うっかり22時前にウトウト寝いってしまい、翌朝までに書き上げて速達で発送しなければならなかった某社の新卒採用書類は真っ白けという、おもしろいオチまでついてしまったんですけどね。んー、なんというか、笑うしかないなあ。 そんなかんじで、犬には勝つが社会にゃ負ける、そんなびみょうなヒエラルキーに位置しているヒモロギさんのびみょうな日記が読めるのは『死せる魂の会』だけ！ えてしてびみょうです！ |