|
完全無欠のイケてるロックンローラーと思われがちな当サイトの管理人ヒモロギさんではありますが、なんと、そんな僕にもじゃくてんが！ 徹夜の資料作成作業に備えてコーヒーを飲んだんです。爾来、僕はコーヒーを飲むと具合が悪くなるというおもしろ特殊体質のために長らく飲んだことなどなかったのですが、しかし迫りくる睡魔を避けるためにはもはやカフェイン摂取しか打つ手がなく、そこでおそるおそるコーヒーを口に。ミルクでたっぷり割ってあるカフェラテなんぞを飲んでみたわけなんですが、やはりダメでした。気持ちが悪くなるわお腹が痛くなるわ幾何学模様の幻覚が見えるわマーク・ボランが僕を呼ぶ声が聴こえるわで、なんなんでしょう、ちょっとしたバッドトリップですよこれは。幻覚物質メスカリンを微量に含んだナツメグの実を40個ほどポリポリかじった時のような(いや、実際かじったことはないですよ)イヤなイヤなダウナー感。僕はベッドに寝っ転がり、しばしのたうちまわり、やがて失神してしまいました。もとい、いつのまにか寝入ってしまい、眠気を覚ますつもりがかえって逆効果となってしまいました。 しかしなぜ僕はコーヒーに弱いのか、なぜコーヒーでイッてしまうのか、僕の他にも同じ悩みを抱える人間はいないのか、そのへんのところひじょうに気になります。同じ症状にお悩みの方はぜひご一報を。ともにこのおそるべきやまいと戦ってゆこうではありませんか。 だいたい、現代人はコーヒーを飲みすぎなんですよね。そのしわ寄せが僕のような病人、いわゆる社会的弱者にきてしまうんですよね。なんでどこのお宅に伺ってもお茶じゃなくてコーヒーが出てくるんだ。ひどいじゃないか。飲めないじゃないか。そもそも客に対して、へんな、真っ黒の、気味の悪い、豆の煮汁なんかを出すなんて、無礼千万ではないのか。嫌がらせとしか思えない。ひどい。ひどすぎる。なんなんだ、そんな、豆の汁なんか飲めるかっ！ 豆なんかっ！ 豆ーっ！ 豆ーっ！ といったかんじにですね、ははは、コーヒーくらいでいい大人が取り乱すもんじゃありませんね。ははは。いいんですよ。スターバックスで頼めるメニューが「ティー」くらいしかなくたって、それはね、そんなことはね、スターバックスで選択の余地がないことくらい、べつにどうだっていいんですよ。コーヒーが飲めないくらい、なんてことないんですよ。ほんと、そんなことはね、僕のこれからの輝かしい人生の旅路においてはじつに微々たる、とてもとても小さな問題、そう、それこそ豆つぶのように小さな問題ですよ。ははは。うまい。コーヒーだけに「豆のように」とはね。ははは、やるもんだ。ははは、ほんとにもう、死ぬまで飲まないぜ。なにがコーヒーだ。なにがブルーマウンテンだ。服部良一かよ。雪割り桜かよ。 |