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どうもどうも、旅行にでかけておりました。楽しかったです。 楽しかったんですが、旅行中、シマウマに愛車のサイドミラーをかじられてしまったのが唯一残念な出来事でした。シマウマのかじった痕がくっきりと、わが愛車ラスチニッシュ号(ファンカーゴ)に刻印されてしまったことですよ。 シマウマだなんて、一体お前はドコに行っていたのだという話ですが、べつに暗黒大陸アフリカに伝説のUMAモケーレ・ムベンベを探しに行っていたとか、呪術師の村クミナタトゥまで呪術合戦をしに出かけていたとか、そういうわけではまったくなく、福島のほうを見てまわっていたんですよ。のんびりとね。そうしたら福島にシマウマがいたと、そういうわけなんです。 いや、だからね、福島なんていうところは未開の地だから一面サバンナが広がっていて野生動物が跋扈しているのだとか、夜は夜でドグエラ狒々の鳴声がやかましくって眠れやしないとか、そういう根拠のない地域差別的なことを言っているわけでもなくってですね、サファリパーク、二本松にある東北サファリパークなんかを見てきたわけです。そこで事件は起きたわけです。サイドミラーを覆うプラスチック部分、そこをシマウマにガジガジとやられたわけです。しかし、ああ、なんということでしょう。今まで草食動物説が通説となっていたウマ科の哺乳類シマウマですが、なんと、ヒモロギ氏の証言により、シマウマは草よりもクルマを好んで食らう、えー、なに食動物というのだろうこういうのは、えー、とにかく、ガッチャンみたいなやつであることが判明したのです。あんな長々しいウマづらの分際で、高い声でもってクピプーとか鳴くんですきっと。なんともそら恐ろしい話ではありませんか。あんなシマシマの、キン肉マンゼブラのパクリとしか思えない恥知らずなデザインの模様柄のくせして、ほっとくと分裂したり、夢のばくだんを打ち上げたり、お日様ニッコニコ、ブタさんホーホケキョだったりするわけですきっと。なんともいいかげんわけがわからない話ではありませんか。シマウマを怨むあまりに、文章もやや錯綜ぎみであります。サファリパーク側はクルマの破損の一切に責任を負ってはくれません。 そんなわけで、みなさんもサファリパークに行かれる場合はくれぐれも車に傷をつけられぬよう気をつけてください。加えて、東北サファリパークの出口付近には秘宝館などという、旧世紀の遺跡といってさしつかえのないような実にいなたい施設が併設されているのでこちらも大いに気をつけてください！ 各種動物が交尾をしている剥製・模型(ヒト科の動物も含む)にあきたらず、なぜかニューハーフの模型までもが展示されているうえ、入場料を千円も取られるのでくれぐれも、くれぐれも気をつけてください！ ほんとにまったくもう、くれぐれも！ |