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今日のNHK『その時歴史が動いた』では、南極探検家の白瀬矗を取り上げていましたね。いやあ、やっぱりかっこいいなあ白瀬中将は。成功者アムンゼン、悲劇の英雄スコット、南極点到達には失敗しつつも大和魂を世界に見せつけた白瀬。僕が誰になりたいかといえば、やっぱり白瀬なんだなあ。リスペクトなんだなあ。 こういうのを観てしまうと、僕もがぜん探検をしたくなってしまうのですが(これでも25歳)、なんちうことか、既に前世紀の時点で世界はスミのスミまで探検しつくされてしまい、この地球上に未踏破領域(テラ・インコグニタ)はもはやヘビースモーカーズ・フォレストくらいしか残されていないのです。はて困った。僕のこの、はちきれんばかりの探検欲は、どのようにして発散すればよいというのだろうか。頭を抱えその場にうずくまるヒモロギ隊長。しかし、その時隊長の脳裏にふと閃くものがあった。その時、勢いよく立ち上がった探検隊隊長ヒモロギ氏が口にした地名とは！？ などと水曜スペシャル風に煽っといてなんですが、とりたててなにもおもいつかないや。なんのオチも考えないで文章を書いたりしているからこういうことになる。うー、わんわん。なんてほんとうになにもかんがえないでタイピングしているものだから、とつぜん奇声をあげてみたりなんかしてしまう。わんわんわん。テッペンカケタカ、ホッチョンカケタカ。 そんな、ウグイスの鳴きマネなんぞしてみたところでどうしようもないのである。文章のしめようがないのである。つまるところ、えーと、そうだ、あれです。あそこを探検しよう。秘宝館。ね。秘宝館。「全国秘宝館探検ツアー」を、やります。僕の全生涯をかけて。ライフワークとして。あそこはまさしく魔境ですから、いやあ、探検のしがいがあるなあ。しかし、僕がこの人生の余暇をかけて全国の秘宝館を踏破した時、果たして歴史は動くのでしょうか。いや、動くわけがねえというか。 秘宝館探検だなんて、もうちょっとなんかこう、大志をいだきがちないい若いもんとしては、時代の趨勢に関わるか関わらないかといった、そういったところにコミットしてみたいところではありますが、んー、まあ、お忍びで日本観光をしていたキム・ジョンナムを別府秘宝館内の道祖神コーナーで大発見、ヒモロギ隊長必殺のかかと落としでゴロツキ国家北朝鮮のボンの脳天を大粉砕！ ゴロツキ国家大滅亡！ みたいな、歴史を変えうる大シナリオが秘宝館内に用意されていないとも限らないので、とりあえずは秘宝館を巡ってみようと思います。歴史を動かすために。 いやあ、「歴史を動かすため」だなんて、ここまで立派な大義名分をいだいて秘宝館に行くばかもそういませんね。こりゃあばかだ。ほんものだ。 |