3月19日(水)

 ようやっと日記を書きます。どうも。

 眼を傷めてしまったためしばし更新を休んでいました。僕はその、普段はコンタクトレンズというものを大装着しつつ日常生活を盛大に営んでおるわけなんですが、このコンタクトレンズ。夜は消毒液に浸しておき、翌朝レンズを洗浄液でよく洗ってから装着、という手順を踏まねばならないんですが、もう何年もレンズをつけているくせして、この手順を僕は間違えた。朝起きて、やあ、すがすがしい朝だね、なんつったりして、洗面所に立てばいつもより寒さもやわらいでいるような気がして、やあ、もう春ですね春、なんつったりして、♪ナっダレもー消える花も咲っくー、なんてレトロな鼻歌を口ずさんだくらいにして上機嫌のうちに、消毒液の中から取りいだしたるレンズを洗浄液ではなく消毒液でもって洗ってしまい(意味がない)、そのままうっかり装着。いやあびっくりしました。レンズを入れた瞬間右眼に激痛が走り、悲鳴をあげずにはいられませんでしたよ。

 やばい、と思いつつ左目で傍らに置いてあるボトルをみれば「点眼厳禁!」「万一眼に入った場合には直ちに医師の診察を受けて下さい」なんてことがヘラクレスでっけー字でボトル側面に書いてあるわけです。あせりました。で、急いで眼をぬるま湯で洗い、そのまま眼科へ。「きっと寝ぼけてたんですね」などという眼科医の遠まわしな侮蔑の言葉を甘んじて受けつつ生理食塩水で眼球がふにゃふにゃになるまで洗いたおされ、炎症どめの目薬を処方してもらいました。と、そんな顛末です。

 その後も痛みはなかなかおさまらず、数日間は充血がとれずに片目だけバニーちゃんな状態でした。知人に「一体どうしたの、片目だけ?」と訊かれたので「墓場で転んで墓石に眼をぶつけたんだ。はは」などと愉快な鬼太郎誕生秘話ジョークをかましたところ、「そうか、お大事に」と納得される始末。ええっ、つっこまないの!? んー、これは、知人にツッコミの才能がないのか、それとも「平日の真っ昼間に墓場をウロウロしたあげくステーン! アイター!」というイメージがなんなく想起されうる僕という人間存在に問題があるのか、どちらなんでしょうか。