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僕の通う大学にはセクトだか革マルだか、学生運動の残党どもがいまだ醜怪に蠢いていて、鮮血のような赤字で「打倒日帝！」と書かれたセンス最悪な看板を構内に立てたり、大学入試の朝っぱらから日米安保がどうのとか奇怪なたわごとをアジっては受験生を怯えさせたり、学長室に忍び込んで書類を盗んだり、ジュラルミンの盾を持った人たちと血気盛んに殴りあったりと、そういう阿呆が、驚くことにまだいるんですよ。２１世紀の現代日本に。いまだに。 入学当時こいつらの執拗な勧誘攻撃に遭ったり、入学金納付所の横にしれっと陣取ったこいつらに「学生会運営費」とかいう名目で4000円を騙し取られたり、昼休み中馬鹿丸出しの演説を大音量で聞かされ続けた等々の私怨もあって、以来僕は学生運動、市民運動といった類の無駄で無力な遠吠え運動が嫌いで嫌いでしようがないのです。だいっ嫌いだこんなもん。 開戦以後、各地の反戦デモの様子がニュースなんかでよく中継されます。アラブの反戦デモ。民族的同情、宗教的連帯。よくわかります。アメリカの反戦デモ。いきすぎたブッシュ政権を牽制する市民行動の一環。意味があると思います。しかし日本の反戦デモ。県内ニュースで映っているのは、前述した学生運動の連中。イライラします。なんでこいつらがあたかも「善意と正義の代表」のような扱いを受けているのか。なおかつ、こいつらを「正義」「善」と無批判のうちに認識し、自分も心情的にそちら側に与することによって善人化し、そこで思考を停止させてしまう人びと。先の大戦で日本とアメリカが戦ったことすら知らないであろう頭のアレな渋谷の女子高生がいけしゃあしゃあと小泉批判。劉備玄徳じゃあるまいし、責任ある一国の首相が国益や条約よりも仁や正義を重んじる筈が無いではないか。まったくもってムカムカします。 ムカつきすぎてもうテレビなんか観てらんないよー、ってなわけで、てなわけで、開戦以来ここんとこ毎日ゲーム三昧ですよぼかぁ。遊ぶゲームは「三国志」を舞台にした大量殺戮ゲーム『真・三国無双３』。100人、200人、300人、400人、殺せば殺すほど武将が強くなる痛快なゲームシステム。日々黙々と兵士を殺傷する毎日。はっきりいって、すんごく楽しいゲームです。やりこみ要素もハンパじゃないですしね！ うわはーい！ そんなもんです。僕に限らず、いまの日本人なんてだいたいこんな程度のバーチャルボケ世代なのに、なにを気張ってわっしょいわっしょいデモ行進なんかしているのか。休日くらい家でゆっくり無双乱舞でもキメてりゃいいのに、ご苦労様なことだと思います。しかしまあ、自己満足のために戦争反対のお題目を唱えてデモ行進してみたって共産党関連組織あたりに利用されるのがオチなので、あえて「何もしない勇気」というものも、まあ今の日本には、必要なんじゃないでしょうかねぇ。なんてなことを高い場所からエッヘンオッホンかましつつ、その片手間にバーチャル世界で古代中国人をバッサバッサと斬り倒す僕。がはは。豪傑ナンバーワン！ わんわん！ アメリカなんてしょせんは極東の番犬だワン！ （ひはん・ひなんのいっさいはしったこっちゃないヨ！） |