3月28日(金)

 ブクロこえーよっ! ってなわけで、今夜の『IWGP』に木更津キャッツの面々がほんのちょっぴり出ていましたね。『木更津』好きとしてはうれしかったけれど、なんとも無意味に豪華な悪ノリだなあ。

 『木更津』でクドカン脚本に魅せられ、そこから遡上する形でビデオで観て、そうしてハマった『IWGP』。今回のスペシャル版もそこそこ面白かったものの、やはりドラマ版と比べるとパワーダウンの感はいなめませんでした。主演の長瀬さんは「復活した伝説のバンドがショボかったら悲しいし」といって出演をためらっていたそうですが、んー。んー。

 えてして復活という作業ほど難しいものはないですね。私事ながらじつはここだけの話、僕は「死せるなんたら」というホームページを運営していたりするのですが、これがもうかれこれ五年も続いているという。サイト運営なんつう伊達で酔狂な行為を五年も続けるなんて、ひま人か引きこもりかあるいは狂人か、といったかんじなんですが、僕はそのいずれでもありません(自称)。それでは、アウトローではないまっとうな日本臣民好青年のヒモロギさんがなぜに五年も更新を続けていられるのかというと、一旦休止したら二度と再開する気が起きないだろうなあ、とてもじゃないけど納得のいく復活なんて出来ないだろうなあ、というネガティブな確信があるからなんです。

 強迫観念から更新を続けているわけではないのですが、えー、なんといったらいいものか、僕には死ぬまでこのサイトのように自分勝手な発露の場が必要であるような気がするので、一時の怠惰のためにこの場所をたたんではならないなと。長瀬さんの言葉を転用すると「休止さえしなければ、伝説的なバンドじゃなくても悲しくない」といったかんじで、その先に「復活」が見えているのならあえてその灯を消すことがあろうかいやない、という反語理論により、僕は営々と愚にもつかない日記を書き続けているわけなんですねきっと。そんなかんじです。

 本日の日記の結論としましては「今夜の『IWGP』はまあまあ面白かった」「復活したくないのでこのサイトは死にません」という二点が挙げられます。べつだんどうでもいい結論ばかりな気がしてなりませんがさておき、次に気になる春特番といえばいわずもがなの『探検隊シリーズ』。マジ楽しみだなあ。マジで。マジヤバいゼー! と。あっ、この番組は見事すぎるほどの超電磁大復活を果たしてしまっているので、僕の今までの議論がギロンギロン空転しまくってるよ。どうすんだよこれ。