5月4日(日)

 ゴールデンウィークまっただなか、空き地でまんぜんとフリスビーを投げ続けた一日。どうなんだこれは。

 先月、弟の大学合格祝いということで犬を買いました。犬種は弟が前々から欲しがっていた牧羊犬のボーダーコリー。うちの庭をヒツジやヤギや牧童が跋扈しているわけでもあるまいし、そんな犬を買ってもしょうがないんじゃないのか、あっ、それよりこっちの柴犬のほうがこうもんとか丸見えで超かわいいぜ! といった僕の意見は丸ごとすりおろし無視・黙殺・および蚊帳の外に打ち捨てられ、結局くだんのボーダーコリーを飼うことに。

 弟はこの犬をフリスビードッグに仕立てたいんだそうで、そのためにはまず自分のフリスビー投擲技術を磨かなければならないんだそうで、そのためには自分の投げるフリスビーを返してくれる練習相手が必要なんだそうで、それはつまり僕なんだそうで、弟の投げる渋谷の家出少女のごとく無軌道なフリスビーは右に左に東に西に縦横無尽に飛び交うわけで、そいつを追って犬っころのごとくあっちこっち走り回る僕はたいへんに疲れるわけです。いやはや疲れました。へとへとです。そういうわけです。困憊ぎみなのでオチとかもとくにありません。うー、わんわん。