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ドラマ『動物のお医者さん』に僕が大ファンをつとめる女優さん、緒川たまきさんが出演していました。やった、すごい、民放でたまきさんを観たのは果たして何年ぶりだろうか。やった、すごいぞ。ジャイアントすごい！ 僕がどれほどまでに緒川さんを好いているのかおそらく皆さんはご存じないだろうと思うので、そのあたりの好きっぷりというものをクジャクの求愛行動を例にとって説明します。 ふつうクジャクの求愛行動というのは、後ろ羽をガバチョとおっぴろげてケーコッコとか鳴きながらメスのまわりをウロウロするだけであり、そこにはメスに対する真剣な情愛というものがまるで感じられません。そう、鳥公はしょせんメスのカラダだけが目当てなのです。なんてさもしい。話にならない。そこへいくと僕の緒川さんに対する愛とか情とかって、そうとうすごいですもんね。拡げた尾羽根がチカチカと明滅するのみならず、それどころかビラビラと怪しい動きで回転さえはじめますもんね。しかもその回転たるやまっこと強烈、あたかも扇風機のごとく背後に人工風を送風し始め、目当てのたまきさんはさておいて、僕の回転尾羽根の後ろで声を出すと変な聞こえ方になることを発見した小学三年生男子が羽根の後ろに走り寄り、アーアー叫びながら列をなしてゾロゾロ付き従うという、ボルネオの熱帯雨林でも見られないような地球ふしぎ大自然的光景が展開されることになるのです。そのくらい好きだ！ 感情が昂ぶるあまり筆致が乱れました。わけがわからなかったらすみません。今度はもうちょっとわかりやすく説明できるよう努力します。 ふつうクジャクの求愛行動というのは、後ろ羽をガバチョとおっぴろげてケーコッコとか鳴きながらメスのまわりをウロウロするだけであり、そこにはメスに対する真剣な情愛というものがまるで感じられません。そう、鳥公はしょせんメスのカラダだけが目当てなのです。なんてさもしい。話にならない。そこへいくと僕の緒川さんに対する愛とか情とかって、そうとうすごいですもんね。拡げた尾羽根がチカチカと明滅するのみならず、それどころか尾羽根の一本一本がファンネルみたいにピュンピュン射出され、シャアも隕石も木っ端微塵ですもんね。ビーム輝くフラッシュバックに奴の影ですもんね。そんなかっこいい僕（学名ファンネルクジャク）の雄姿はやがてバンダイによってプラモ化され（1/144）、『ガンダムSEED』の番組後に上戸彩ちゃん出演の小芝居CMで取り上げられたあげく、「ガンダムじゃなくてクジャクだから、これなら女のコの部屋にも飾れるネ！」などというてきとうなコメントで締めくくられ、世界初のクジャクプラモとしてそこそこのセールスを記録したりしますもんね。そのくらい好きだ！ まあその、取り乱しましてどうも。 |