|
いやあ面白いなあアニマルプラネット。なんか知らないけどずっと観てます。すっかりアニマル中毒です。うおっ、うおっ、アニマルっ、アニマルっ、アニマルをもっと見せろー！ さいきんになって何故かにわかに絶滅動物ニホンオオカミにすごく興味が沸き、関連書籍を手当たり次第に濫読したりしていた僕なので、現在アニマルプラネットで繰り返しリピート放送されている北米オオカミのドキュメンタリーはたいへん勉強になります。 なんでもオオカミの群れにはアルファからオメガまでの厳格な序列づけがなされ、最上位アルファの仕事は群れの統率を取り次世代に遺伝子を残すことであるのに対し、最下位たるオメガの仕事は仲間からしつようにいじめられることによって群れ全体のストレスを取り除くことなのだそう。他のオオカミに意味なくからまれるたびコロコロと腹を見せて服従の姿勢をとるオメガに涙を禁じえません。狩った獲物を食べる順番がアルファ→他のオオカミ→カラスとか→オメガというのもすごい。なんか間にどうでもいい鳥類入ってんですけど。カラスより先にごはんを食べただけで他のオオカミにぶんなぐられるとは、どこまで壮絶ないじめだろうか。群れの仲間なんてあらかた血縁関係だろうに、人間界でいえばシンデレラの継母レベルをゆうに超えてる残虐ぶり。逆に言えば、オオカミのような確固とした群れ社会、いわゆる昭和的大家族こそが家族の正しいあり方だと思い違いをしている僕ら現代の核家族世代は、ノンストレスな大家族生活を目指して各家庭ごとに峻烈ないじめを創意工夫・遂行していくべきかもしれませんね。いじめで強まる家族の絆。「渡る世間は鬼ばかり」の幸楽ファミリーなんかがその好例。アニマル中毒者の目には、きゃつらは獰猛なウルフの群れにしか見えやしないゼー！ アルファが春恵でオメガがピン子だゼー！ そしてカラスは聖子だゼー！ |