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というわけで、明日東京に引越しをすることになりまして、引越し経験皆無、たまねぎ引越し士であるところの僕としては、引越しにともなう準備・諸手続きの煩雑さに発狂し、焦点の定まらない目で夜な夜な家を抜け出しては、裏山でたぬきと一緒に輪になってぽんぽこぽんと腹づつみを打ちまくる日々ですよ。というか、そんなことしてませんけど、まあね、たとえていえばね、そのくらいストレスがたまるなあ、みたいな話ですよ。 という日記を書いているいま、近所で火事があって近隣地域の消防車が十台以上大集合、オール消防大進撃状態になっているのですが、僕は万一の時に備え家財道具をまとめたりもせずにこうして日記など書いてていいんでしょうか。うーん。まあいいか。まあいいや。 話を戻します。東京に引越ししてしばらくはネット環境が整わないため、今月いっぱいは更新が出来ないかもしれません。せいぜい掲示板に書き込むくらいのことしか……って、うわー、また来たよ消防車。燃えてるお宅の裏がすぐ山だから、一歩間違えば山火事になってしまって大変なのだろうなあ。窓の外を見れば燃えた灰がパラパラと舞い落ち、近隣住民が西へ東へ右往左往してたりするんですが、僕はこのまま部屋で日記とか書いてていいのかなあ。うーん、いいか。いいよね。さすがに僕の家までは延焼しないだろうし、あれだけ消防車がいれば裏山の平和も守られるに違いない。裏山のたぬきたちも燃え盛る炎をみて「オレらも逃げ遅れて焼かれたりしてなw」「やべー、かちかち山じゃん！ マジでカチるってこののままじゃw」「おまいら必死ですねw とりあえず腹鼓打っとけw」「ﾜﾛｽ」みたいな楽観的トークを繰り広げているにちがいない。ほんとにもう、まったくたぬきどもときたら、楽観的なものの見方しか出来ないから、それがために毎朝国道でペシャンコにされたしかばねをさらすことになるのだ。まったくもって僕みたいなやつだ。まあ、そんなところが好きというか、根本的に悪いやつじゃあないんだよねたぬきって。正直、たぬきとは気が合うよ。 とまあ、ここまで書いたあたりで、だいぶ火事も鎮火したみたいです。よかったよかった。しかしながら、火事のせいで当初書く予定だった内容（東京に引っ越すことによってインテリジェンスがより高まった僕が書く、これからのハイソサエティーなライフスタイル、ファッショナブルなインフォメーション、インターナショナルなアート情報など）が大幅に変わってしまったことが残念です。なんだよたぬきって。今から東京におもむかんとする僕が、どうしてたぬきのことばっかり書いているんだ。たぬき！ Q たぬきからなぞのあんごう文がとどいたぞ。いったいなんて書いてあるんだろう？ 「たとうきたょうのたたあぱたーとはたとうたゆたすたとたーぶたきたんしなたのでゆたきぐたにそただちたのぼくただいたしたょっくた たぬき」 みたいな幼稚な暗号クイズに使われてしまうたぬきのことなどに心を砕いている余裕はないのでした。なにしろこれからお引越し。あー、忙しくなります。そんなこんなで、ちょっとの間だけみなさんごきげんよう！ |