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いや楽しい。それにしても楽しいですインターネット。そしてサイト運営。てきとうなことを書いててきとうに労力を消費し、そしててきとうな達成感を得ることのできるこのすばらしさ！ 十年近くこんな作業をくりかえしてきた者としては、一ヶ月ぶりの電脳空間アクセスに心ふるわせずにはいられません。このよろこびとこうふん、たとえば少年マンガのプロットだったらこんなかんじ。 ヒモロギ「いやっほー！ 久しぶりのネット世界だ！ 空気もうめーぞー！」 淋師範「ほっほっ。ヒモロギめ、そうとうカラダがなまっておったとみえる」 小伝二「みろよアニキのタイピングさばき！ まるで一ヶ月のブランクを感じさせないゼーッ！」 淋師範「ほっほっ、ブランクどころか、むしろ更にウデを上げているようじゃわい。見てみい、“水を得た魚”とは、まさに今の奴のことじゃ」 キラーウルフ「ふん。さすがわが宿敵……そうこなくては面白くない……」 ヒモロギ「じっちゃん、オレ、今から『大航海時代online』をプレイしながら2chオカルト板に粘着してくっから、今夜は帰らないぞーっ！」 カスミ「ちょ、ちょっとヒモロギ、待ってよー」 トマト姫「ヒモロギさまーっ、ワタシも共に参りますわーっ」 カスミ「なによアンタ、ついてこないでよ。てゆーかアンタだれよ！」 トマト姫「アナタこそなんですの、ヒモロギさまはワタシの未来の夫になる方ですのよ！ ねっ、ラドクリフ！」 ラドクリフ（執事）「左様でございますぞー」 カスミ「あっ、あのスケベ男……直接問いただしてやるわ！ 待てー！」 小伝二「お、おらも行くぞー。アニキー、待ってくれー」 淋師範「ほっほっほっ。相変わらずそうぞうしい連中じゃわい」 みたいなかんじ。ちがうかも。ちがうかな。ちがうなー。まあいいや。 まあ、とにかくネットは楽しいぞと。 それに比して現実はどうか。 僕が住んでいる新小岩はヤクザと右翼とフィリピン人がたくさん住んでいる街で、特にフィリピン人の多さと来たら、世界的にみてマニラに次ぐ多さ。あっちもこっちもフィリピンパブばかりで、新小岩がもし100人の村だったら、僕は5人のやくざと10人の右翼と84人のフィリピーナに囲まれて暮らすあわれな1匹の子羊です。こんな土地柄ですので、引っ越そうと思います。 てなことをうすぼんやりと考えながら近所の美容院に行ったらば、担当についてもらった美容師さんがめちゃくちゃかわいかったため引越しは急遽中止となりました。フィリピン人の放つ毒素になかばおかされつつあった僕のハートは急速に薄桃色の生命のかがやきを取り戻し、お、おで、ぜったい毎月この美容院にかようもんねー！ た、担当も彼女に指名しちゃうもんねー！ と直情青年山下たろーくん化してしまったのでした。し、新小岩ってしじょうさいこーのいいところだもんねー！ 現実も、ずっごぐ、ずっごぐ、いいもんだもんね〜！ |