7月10日(日)
なれない自炊生活と都会暮らしのせいか、ビタミンとかミネラルとか色んな栄養分が不足がちな気がしたので、ダイコンを買ってきてすっておろして食いました。よってより健康に。それと、なんだか最近“巫女さんうるおい成分”(いまだ発見されていない栄養素)が不足しがちな気がしたので、近所の亀戸天神社を訪れ巫女さんを眺めてきました。よってますます健康に。こうして健康を取り戻してゆく僕。近所に八百屋と神社さえありゃ僕あエニタイムヘルシーボーイだゼー。
神社からの帰り道、「巫女さんサンバ」という歌を作り、それを口ずさみながら、そして軽くステップなど踏みながら駅までヘルシーウォーキンしたのですが、ここで歌詞を紹介すると僕がじつはばかであることがみんなにばれるので書きません。いやはや、巫女さんを見るとまいあがっちゃっていけませんね。巫女さんうるおい成分のとりすぎはかえって体によくないのかもしれないなあ。はあ、それにしても巫女さんと結婚したいなあ。
Q. 巫女さんはどんな男性が好きですか? たとえば芸能人なら誰が好きですか? (P.N. ヒモロギさん〔27さい〕)
「うーん、芸能人で好きな人って、アタシは特にいないなあ。しいていうなら『イージー・ライダー』のピーター・フォンダとかデニス・ホッパーとかかな。ほら、ヒッピー萌えだからアタシ」
「うわー、サグメちゃんって、なんか趣味がぜんぜん若くなくなーい?」
「そういうシコメは誰だよ? どうせ小松政夫とかだろ?」
「ちがうよー、シコメはふつうにジャニーズとか好きだもーん。今井翼くんとか大すきだもーん」
「えー、なんかお前無理してない?」
「無理してないってば! ホラ、ピンナップも肌身離さずちゃんと持ってるし」
「うわ、なにそのピンナップと称しためちゃくちゃちっこい新聞の切り抜き! キン肉マンかよ」
「つばさくぅーん! ちゅばさくぅーん! カエルの目玉のスープより大好きー! けけけけけ」
(何も言うまい……)
「ふふふ、なつかしいわねえ。あたしも昔はアイドルにハマったものだったわ」
「へえー、ウズメ姐さんが? これまた意外だな」
「親衛隊まで作ったりしてね」
「へえー」
「声が枯れるうー、ってくらい叫んだものよ。、ヒデキーっ! ヒデキーっ! ってね」
「えーっ、西城秀樹!? 古いよ姐さん! あんた20代でしょ!?」
「ちがうわよ。そっちのヒデキじゃなくて、東条のヒデキのほう」
「えーっ! ますます古いよ! ってか、東条英機に黄色い声援を浴びせる昭和史ってちょっとどうなの!?」
「ヒデキ、デンゲキ(作戦)!」
(何も……何も言うまい)
そっか、巫女さんは軍人が好きなのか。ようし、自衛隊に入ろう。などと妄想をまじえつつ自己解決。次回の巫女さん座談会「夏だ! お化けだ! 巫女さんだ!」を適度にお楽しみに!
(作画:うそつきさん)