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3月20日(火)

 ここんとこゲームとマンガの話しかしておらず、ゲームとマンガにしか興味のない阿呆と思われたりするのは心外なので、今日はまったくベクトルの異なる話をします。たとえばこう、ちょっとお洒落を気取った女の子にウケそうな『のだめカンタービレ』とかラーメンズとかカフェめぐりとか特撮の話をしますよ。どれにしよっかなあ。なんでもいいんだけど、うん、今日は特撮な気分なので特撮だな。特撮の話をしよう。話題はいっぱいあるんだけど今日のテーマは特撮だね。なんつったりして、ははは、これぞ話術忍法・引き出し多重残像拳!(話の引き出しがたくさんあるように見せかけて、実は特撮オンリーしか話題がないというまやかしの術だ!)

 なんたって『仮面ライダー電王』が面白くてしょうがないわけです。以前、わが愛読誌「てれびくん」にて「仮面ライダー電王はあばれんぼう戦士!」なる記事を目にして以来ずっと気になっていた『電王』をyoutubeでまとめて視聴しました。あー、たしかにこいつぁあばれんぼうだ! ライダーの(正確には、ライダーに憑依するチンピラ未来人たちの)天衣無縫ぶり、アンチヒーローぶりは特筆ものです。もはや目にあまるものがある。血を好む性格、色情狂、現金強奪、ゆきずりのスケをかどわかして朝帰り等々、なんてこった、あばれんぼうにもほどがあるゼー。大好きだ! 僕なんかもう、休み時間ごとに校庭に飛び出しては「最初から最後までクライマックスだゼー!」とか叫びだすほどに電王ごっこにご執心ですもんね。早くこいこい休み時間! 俺、参上!

 最近は『V3』なんかもゲオで借りてチマチマ観ていたのですが、宮内V3は言うに及ばず、ライダーマンもこれまた地味でよいですねえ。あの微妙な弱さかげんと、地味さに似合わぬ破天荒な最期には感動ものです。あんな壮絶な死に方をするのは、他には鉄腕アトムとせがた三四郎くらいだよ!