『バタリアン4』のDVDを観ていたらいつのまにか寝入ってしまいました。だらしない生活。まあ、それはそれでいいんですが、本編終了後に表示されるDVDメニュータイトル画面では不吉な音楽とゾンビのうめき声がエンドレスで流れており、浅い眠りでレムっていた僕はその影響でうなされまくり。おとろしい夢を二本立て続けに見てしまいました。

　 一本目は、夜行列車に人外のものと思われるおっかないばーさんが飛び乗ってきて、前の車両から順々に乗客を惨殺していくという健脚老婆スプラッタームービー。二本目の夢は、何故かとにかくワリバシが重要視されている世界観で、大杉蓮演じる変態男が僕の部屋に無理やり侵入してきて僕が大切にしていたワリバシを根こそぎ奪い、ワリバシを失った僕は生命力を失って死ぬ、という不条理ホラームービーでした。こえー。

　今回、ゾンビのうめき声を聞きながら寝るとこわい夢をみる、という教訓を得ました。
　 ということはつまり。逆だ。逆に考えるんだ。たとえば、いまの女優さんの中で僕が只今絶賛大注目している蒼井優ちゃんの素朴ながらも凛とした声であるとか、「じゃっかんＭ寄り」という個人的嗜好より僕が只今絶賛大服従している栗山千明さんの冷たく突き放すような心無い言葉の数々であるとか、あるいは藤岡弘、隊長の
「渡邊、肩！」
「わんぱくでもいい」
「あぶないなー、たぶん……底なしだろう」
「おいー、揺らすなよ……揺らすなっつってんだろ！」
「これ……アダムスキーの金星文字に似てないか？」
「おいー、静かにしろ！　うろこを捜しに来たんじゃないんだ！」
といった名言・格言などを手当たり次第に集めて総集編VTRを作成し、就寝時にこいつを流しっぱにすれば、冒険＆ロマンに満ち満ちたすばらしいエンターテイメント夢を見ることができるにちがいありません。うわ、そんな夢が見られたら、僕ぁもう絶対起きないし！　『パプリカ』みたい！