そういえば僕、ビーケーワン怪談大賞に超おっかない怪談を五編投稿していたのでした。どうぞ皆さん戦慄しながら半泣きで読んでください。ぜんぶ本当にあった話だし、読んだら死ぬし、読まなくても呪われます。

　呪いといえば、ちなみに僕は怪談を五話も書いてしまった祟りで先週から大変な目に遭っています。なんと突然、お尻の割れ目の少し脇、悪魔超人プリプリマンでいったら眼窩の下あたりの位置に変なできものが出来て、椅子に座るとそのできものが圧迫されて痛いんです。これを祟りと言わずしてなんと言おうか。まさかこんな恐ろしい目に遭おうとは、怪談なんて書くんじゃなかった。ふざけ半分で怪異に近づくと、かように手痛いしっぺ返しが待っているのだ。怪力乱神を恐れぬ若人たちよ、ゆめゆめ怪異に近づく事なかれ。わしのような犠牲を……もうこれ以上……出しては、なら……ぬ……

　とまあ、そんなかんじの土地の古老モードでよろよろと駅前の皮膚科までおもむき、わ、わしの臀部にただならぬ怪異変が起こっておる、間違いなく怪談を書いたことによる祟りじゃろう、このできものはやがて人面創となり意志を持ち、いつしかわしの心までも乗っ取り、わしはプリプリマンのような悪行超人となり果てるにちがいない、それを考えただけでわしは気が狂いそうじゃ、うわーっ、わしは死ぬる、いっそこの場で死ぬる！　という旨のことを問診時に医師に告げたところ、医師に鼻で笑われ、お前いいからとにかく尻を見せろなどといったセクハラまがいの発言をされ、尻をまじまじ見られた後、こんなんで何お前そんなに大騒ぎしてんの、まったくバカにつける薬はねーよマジで、みたいな意味のことを「なるほどねー……きっとお疲れなんですよねー」というオブラートに包んだ言葉でもってやんわり投げかけられ、身体とこころの疲れを癒す漢方薬を処方されました。死に至る病のつもりで病院に行ったのに、医者に「ふーん、それで？」みたいな反応をされると恥ずかしくて死にそうになりますよね。

　いや、僕の尻のことなんかどうでもいいんです。極めてどうでも良い話に紙面を費やしてしまった。そんなことよりもビーケーワン怪談大賞の話をします。投稿した五作とも僕は個人的に気に入っているのですが、客観的にどんな読まれ方をしているのかが結構気になるので、五作品の気に入った順ランキング、あわよくば作品のご感想などを掲示板で、あるいはメール等でこっそりと教えて頂けるとすごく嬉しいなあ（僕の作品リストはこちら）。