高円寺のオービスというレンタルビデオ屋に行ってみたところ、品揃えがあまりに素晴らしすぎるので即会員になりました。まずもって石井輝男作品と寺山修司作品の充実ぶりがおかしい。寺山修司に至ってはドラマCDまで貸し出しているのがおかしい。あまつさえそれがイチ押しだったりするのがおかしい。ギニーピッグが当然のごとく置かれていたり、その他ちょっとこれはどうなんだ的どカルト作品が棚のあちこちに散見されるのがものすごくおかしい。総括するとものすごくうれしい。こんな店が普通に存在しているとは、さすが中央線文化圏！
　 とりあえずは無難なところで『怪談昇り竜（輸入盤）』と『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』を借りました。我ながらいい趣味すぎて自分が大好きです。こんなに趣味がいいのになんでもてないんだ。

　ビデオ屋からの帰り道、高円寺駅前で乙武くんが歩いているのを見ました。というか駆動しているのを見ました。にこやか笑顔のすてきな人でした。帰宅後、借りてきたモンティ・パイソンを観ていたら、騎士が決闘で四肢を切断されてもヤセ我慢しまくるというコントシーンがあり、妙なシンクロニシティーを感じやたら楽しくなりました。こういう不謹慎なことを書くのは世の倫理に照らし合わせてみれば褒められたことではないが、日常のふとした極私的感動を書き残してこその日記である。してみるに、今日もまたいい日記を書いたものである。