8月29日(金) 京都怪談妖怪旅行日記の続きを書きます。てのひら関係者解説も少しあり。前回分はとりあえず怒られなかったので、今回もやります。 土曜日の夜。怪談イベント「怪談の鉄人」が終ってから、女陰ネタに定評のある幹事立花腑楽さんのもとに参集し、ぞろぞろとオフ会会場の居酒屋へ。腑楽さんが用意した神聖なるてのひらみくじを引き、当たった席順へ着席。僕の隣接1マスユニットは腑楽さん、斉藤尚美さん（※1）、烏本拓さん（※2）だったので、だいたいそのへんの方々とお話して過ごしました。たのしかった。 ※1 斉藤さん：ポプラ社『てのひら怪談』シリーズの担当編集者さんだぞ。素人ばかりの書き手数十人を相手に編集の仕事をされるのは大変だと思うけど、しかも中にはハンコを押して返すだけの出版契約書の手続きに3ヶ月もかかるような集団社会生活そのもののしろうと（ヒモロギ）もいたりするので間違いなく超大変だと思うけど、これからもどうか頑張ってほしいぞ（ごめんなさい）。 ※2 烏本さん：若きてのひら作家さんの出世頭だぞ。「初めて会った人にとつぜんXbox360の話をする」という、常識人なら誰しもが眉をひそめるタブーをおかしたヒモロギに対し、嫌がるそぶりも見せずににこにこと話を合わせてくれたという、とてつもなく心の広い好青年なんだ。 更にその後、「幽」編集長にして『てのひら怪談』の首領であらせられる東雅夫さんらが合流するというので店を替えることに。なお、会計中の偉大なる大幹事腑楽さんを見知らぬ土地にうっかり置き去りにして次の店に移ってしまった我々参加者一同の恩知らずぶりは後の世まで語り継がれ、我らの子孫は鬼の子悪魔の子とまわりから蔑まれ石を投げられ唾を吐きかけられるなどして末代まで苦しむこととなるでしょうが、それほどのことをしてしまったのだから仕方がありません。いやはやすみませんでした。 それでもって。次の店で合流組の皆さんを待っていたのですが、いらっしゃった面子がすごすぎて僕はおしっこをもらしそうになり、トイレに二回行きました。列記しますと、まず『てのひら』関連で東雅夫さん、福澤徹三さん、加門七海さん、黒史郎さん、勝山海百合さん、山下昇平さん。それから、過去も『てのひら』オフに参加してくださったことのある京極夏彦さん、平山夢明さん。超短編がらみで森山東さん。そしてなんと、綾辻行人さんと小野不由美さんのご夫妻までも。いやこれは、本当にすごいことですよ。こんなオールスターが僕ら無名のすかんぴん物書きのオフ会に顔を出してくださるなんてありうべからざることであり、すげえすげえと感動してしまいました。ちなみに海百合さんはあの、あの小野不由美さんに向かって少し離れた位置から「屍鬼ー！ 屍鬼ー！」と叫んでいたので、この方はこの方でやっぱすげえや、と感動しました。 |