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1月9日(金)


 いやもう明けましておめでとうございます。ははは、僕くらいのロハスになると(ロハス三段)、今日からようやく仕事始めですよ。 ゆとりある健康生活をおろそかにする者どもは僕の発勁で触れてもいないのに3メートルくらい吹っ飛びますよ。そんなわけで、健康と自然問題に積極的に取り組む「死せる魂の会」のCEOとして、年頭の所感を述べさせていただきます。とーっ、たーっ、くらえ、ロハス三倍段!

 さて、薔薇十字団の流れを汲むかたちで二十世紀末に東北地方で結成された秘密結社「死せる魂の会」も今年で設立十一年目をむかえます。当結社の、みなさまの生活・地域経済・ひいては本邦の国政への貢献度もますます高まってまいりまして、会長の私もその責任の重さにいよいよ身が引き締まる思いでおります。そんななか、2009年の当会の目標は東証一部上場、そして「ひとのわるくちをいわない」、この二点とさせていただきます。

  前者のほうはたぶん無理だと思うので今すぐにあきらめることにします。だって俺たち商業活動してねえもん。そんなわけで、かろうじて達成できそうな気がするのは後者です。特定組織、特定宗教、特定政党、特定新聞社、特定アジア国家、特定朝鮮人等のわるくちをここでいくら書きつらねても良いことなんか何もないもんね! その代わりに、暗い世相を吹き飛ばすようなもっと明るい話題、おもしろ映画がどうしたとか、おもしろゲームがどうしたとか、うんこがどうしたとか、そういった罪のない話題で皆様のロハスな生活に彩りを添えさせて頂きたいと考えております。うんこの話とか超おもしろいですもんね。うんことかみんな超大好きですもんね。というわけでさあ、さっそくゆかいなモノマネをしますからきいてください。昨年流行った崖の上のポニョのものまねをしますよ。ポニョ、うんこ、すきー!

 あ、当会CEOである私ことヒモロギ個人の今年の目標は、まじめに小説を書くことです。一昨年の冬、平山夢明先生に「とりあえずケツの高さまで原稿を書け」というはてしなく有難いお言葉を頂いたにも関わらず、昨年の僕は一作につき五秒フラットで読み終える掌編を数点しか書かなかったので、書いた原稿はくるぶしどころかあまめ(足の裏にできるなまけだこ。妖怪あまめはぎは、この「あまめ」が大好物なのだ)の高さくらいにしかならなかったというていたらく。
  一応長いのも幾つかちまちま書いてはいたんですが、どれも誰かに見せられるようなレベルではなく、完成させる前に嫌になってしまったのでノーカウント。ちなみに、こないだ80枚くらいまで書いて途中でやめた話は「広島やくざが、『ドラクエ2』の最強パスワード勇者の名前がどうして『もょもと』いう名前なのかということを考え始めたらだんだん混乱してきて狂気の淵へと落ち込み、気がふれた状態で友だちの福岡やくざに会いに行ったらクスリでラリっているのだと誤解される話」だったのですが、これは、本当に、ひどいね。僕はこの話で読者に何を訴えるもりだったんだろうか。文章を書く以前に、その題材が果たしてどの程度世間とコミットしうるのかを冷静に考える力をやしなわないといけないなあ。

  とまあそんなわけで、今年こそ送ってみせるぜ、集英社コバルト・ノベル大賞! 祝・『マリア様がみてる』4thシーズン放映開始! 今年の干支も無限ループで百合年だー!