『源氏物語千年紀　Genji』第三話を観ました。やっぱこれ面白いわ。浮世離れした題材と浮世離れした演出とが奇妙に溶けあい混ざり合い、カオスの極みに達しているといっても過言ではない。

　このアニメはとりわけ濡れ場の演出に力を入れている気がします（過剰ぎみに）。
　今回の濡れ場演出は以下の通り。いずれの演出にもいたく感動したので僕が勝手に技名をつけた。

○Genji×六条御息所
ひたすらしつこく田んぼを映す（Nice Tanbo）

○Genji×六条御息所
今回も着物から無数の蝶が涌く（無双蝶恋乱舞・改）

○Genji×夕顔
縦・横・前から奥へ、あらゆる方向に銀河が流れる（ギャラクティカ・ザ・スクロール）

○Genji×夕顔
イラつくくらい蛍が飛ぶ（無双蛍恋乱舞）

○Genji×夕顔
お化けが出てきて夕顔即死（ジェラシック・ゴースト・デスアタック）

　ただ一点残念だったのは、悪霊を成敗せんとGenjiが3メートルくらい跳躍する上のシーンが、「出崎の止め絵」にならなかったことです。こんな絶好のチャンスで絵を止めんとは、いったいどうしちまったんじゃー、ワシのー、ワシの出崎はようー。