4月22日(月)

 いつものように巫女サーフィン(巫女さん情報・巫女さん画像収集を主眼に置いたネットサーフのこと)をしていたら、「袴っ娘推進委員会」という袴CG主体のすてきサイトにたどり着きました。で、なんと、そちらのサイトでも架空の巫女さん三人がいろいろとおしゃべりをして訪問者をなごませる、という当サイトと同じ形式をとっておられたので、メラメラと対抗意識を燃やさせていただくことにしました。そのうちあちらの看板巫女さん三人とうちの妄想巫女さん三人でガチンコトークバトル座談会(僕のシナリオで、とびきりイタいやつ!)をもよおします!

 と思ったんですが、こういうことを勝手にやるというのはやっぱり先方にたいへん失礼っすね。やめます。僕もさいきんようやくネチケットというか、社会一般の最低限の礼儀というのがわきまえられるようになりました。就職活動のたまものです。それでは失礼いたします。たいへん失礼致しました。





 巫女さん座談会in社務所 ネットバトル勃発編

 
●●●登場人物●●●

ウズメさん
巫女さん(21) 
年長者 
主な口寄せキャラはトキワ荘の人々


サグメちゃん
巫女さん(18) 
ナゴギャ 
主な口寄せキャラはモンゴルの英雄チョイバルサン

シコメちゃん
巫女さん(14) 
PTSD 
主な口寄せキャラは低級動物霊






「ということでアタシら、売られたケンカは買おうじゃないか、ということになりました。異議なしっ! 待ってろライバル看板娘! いくゼー!」



「ええっ!? ちょ、ちょっと待って。意味がよくわからないというか、話の展開からいってなんかおかしくない!?」



「よーし、みてろよ袴っ娘推進委員会の看板娘さんめ、どっちが本物のイケてる巫女さん三人組かハッキリさせてやるかんね。全面戦争だっ!」



「今、死せる魂の会がしなければならない事は何か? ……戦争でえー御座います!」



「ああっ、シコメちゃんには鳥肌実の生霊がっ! よりによってこんな時になんてことっ!」


〔鳥肌実〕
「撃って、撃って、撃ちまくれでえー御座います!」


「そうよ、その意気よシコメ。うっし、こっちから敵さんのサイトに乗り込んでやるっ!」


「あ、あのね、ちょっといいかしら二人とも? あたしたちが先方と争わなければならない理由なんてひとつもありやしないのよ」



「え? だって、だって、巫女さん三人娘で萌え萌えトーク、っていう、アタシらのスタイルをモロパク……」



「ばかっ! サグメちゃんのうどん野郎っ!(パンッ)」



「いたっ! ……う、ウズメ姉さん?」


〔鳥肌実〕
「テポドンが怖くて国家のカシラが務まるかーっ!(バキッ)」



「あいたっ! ……って、なんでアンタにまで殴られなきゃなんないのよっ!?」


〔鳥肌実〕
「……ゴロツキ国家北朝鮮にコブシをあげましょう☆」



「このやろう、あったまきた。てめえ、こうなったらアムウェイビジネスの素晴らしさについて長々と薀蓄を垂れてやるからな! 覚悟しろ!」


まあまあ、鳥肌語録の応酬はそのへんにして、取りあえず二人とも落ち着きなさいったら」



「だ、だってウズメ姉さん! 姉さんはともかく、シコメのヒロポンやろうまでアタシをぶったんだよ。ちょっと怒ってやってよ」


〔鳥肌実〕
「わたくしの辞書に『平和』の二文字は御座いません! 『和平』の二文字も御座いませんっ☆」



「こっ、この(検閲削除)! (検閲削除)にブチ込んでやる!」


「……いいから落ち着いて先方のサイトの更新履歴を見てみなさいったら……ホントにもう」



「……あーっ! 向こうの巫女さんたち、アタシらなんかよりず—————っと老舗だっ!」



「そう、どっちがパクリかという話なら、まがいもののそしりを免れないのはむしろあたし達よ。それにね、先方のカウンタを御覧なさいな」


「……ふーん、100万オーバーかあ。……えーと、120万ということは、うちが15万そこそこだから、えーと、どれくらい違うかというと、えー、つまりここで十くりあがるわけだから……」


「サグメちゃんたら、ホントに算数が苦手なのね」



「待って待って、大丈夫。とくいの石高換算法で考えればすぐわかっちゃうんだから。えーと、うちが15万石とすると……規模としては江戸後期の米沢藩くらいかな。それでもって敵さんが120万石っつーことは……かっ……加賀藩!? あわわ、押しも押されぬ大手サイト、大河サイトさまじゃん! なんてこった、あまりに格が違いすぎるっ! あわわ、あわ、あわ」



「どれだけ無謀な戦いを挑もうとしていたか、ようやくわかったようね。しょせんあたし達は巨大なゾウさんに踏みつぶされたところで気づいてさえもらえない、ドジでノロマなアリさんにすぎないのよ」


「ごめんなさいごめんなさい。袴っ娘推進委員会さまほんとうにごめんなさい! 右も左もわからないヒヨッコが大変無礼な振る舞いを! とかく西に行きましても東に行きましても、土地土地のお兄いさんお姐えさんにごやっかいかけがちな若造です! 以後、見苦しき面体お見知りおかれまして今日こう万端ひきたってよろしくおたの申します! ごめんなさいごめんなさいごめんなさ」



「ま、まあまあサグメちゃん。必要以上に権威におもねってしまうのはサグメちゃんの悪いクセだと思うな、あたしは」



「で、でもアタシ、こんなすてきな大手サイトさまの巫女さんたちに向かってパクリだなんて、取り返しのつかない暴言を……」



「そんなに自分を責めてはダメ! 万一この非萌えアホ座談会の存在が先方にバレてしまったとしても、管理人が誠心誠意謝罪すればきっと許してもらえるわよ」


「……うん、そうだね。しょんぼり……」



「それはそれとして、とりあえず何かオチをつけないことにはこの座談会の性質上ちょっと問題があるわね。んー……そうだ、ここはひとつ無難に、わきあいあい巫女さん人気投票対決でも催してお茶を濁しましょうか」


「え!? それって、先方の看板娘さんも勝手にエントリーしちゃうってこと?」



「うん」



「ますます失礼だよ、そんなの!」



「でもホラ、ここで投票を行なうということは、あたし達にとってはいわばホームゲーム。いくら先方が大手とはいえ、ホームでは絶対あたし達のほうが有利なのよ。やらない手はないと思うの!」



「ずっ……自陣で戦術的勝利を狙うだなんて、大人ってズルい! ズルすぎる!」



「ふふふ」


「……」


「ふふふふ」



「……」



「ということで、急遽『第一回web巫女さん人気投票』をこっそり執り行なうこととあいなりました。皆さんふるって投票してくださいね! エントリーは『袴っ娘推進委員会』から看板娘の渚さん、つららさん、早苗さんの三名。そして『死せる魂の会』からはあたし、黒田ウズメと……」



「え、えと、出口サグメっす。知らないよ〜、怒られても」



「はい、それともう一人……えーと」

〔鳥肌実〕
「鳥肌実、42歳、厄年!」



「の三人がエントリーします。さあ、勝つぞー!」



 ★第一回web巫女さん人気投票!★ 

 あなたのお気に入りのweb巫女さんを教えてネ! もろもろの事情により結果を発表できない可能性もありますが、それはそれとして!


 投票はこちらから!


〔参考〕
●「袴っ娘推進委員会」の巫女さんプロフィールはこちら
●「死せる魂の会」の巫女さんプロフィールはこちら(パクリ)
●鳥肌実さんのプロフィールはこちら(なぜだ)