3月11日(月) 　あまりにイタイタしいのでいいかげんやめようと思っていた「巫女さん座談会」だったんですが、もっと続けろという旨のメールが何通か届いてちょっと気をよくしたので、そのうちまた再開したいと思います。 　どうせやるならもっと本腰を入れてイタイタしさをより凶悪にしたい、たとえばもっともらしい正式タイトルを考えたりだとか、キャラ設定を練りこんだりとか、もはや戻れないレベルのところまで突っ走ってしまいたいところです。よーし僕べんきょうしちゃうぞー、みたいな軽い気持ちで大学に入ったのに気がついたら火炎ビン片手に安田講堂を占拠してしまっていた、みたいなレベルの絶望的にシャレにならないノリでもって、まじめかつ盲目的に取り組んでいきたい所存であるのですよ。 　脳内巫女さん座談会(仮)　特別編 参加者 ○ウズメさん…巫女さん(21)　年長者　主な口寄せキャラはトキワ荘の人々。 ○サグメちゃん…巫女さん(18)　守銭奴　主な口寄せキャラはチョイバルサン(モンゴルの英雄) ○シコメちゃん…巫女さん(14)　PTSD　主な口寄せキャラは低級動物霊(霊媒技術が未熟なため) ウズメ 「と、いうことでですね、今回は特別編と称してちょっとした募集をさせていただきたいと思います」 サグメ 「あい、よろしくねー」 シコメ 「よろしく〜」 ウズメ 「あ、シコメちゃんは本編において壮絶な最期を遂げていますが、とりあえず今回は特別編ということで何事もなかったかのごとく登場してもらいました。『キン肉マン』や『ドラゴンボール』の映画版でもこういうコトってよくありましたよね？　そういう感覚でどうぞおつきあいください」 サグメ 「んで、今日はなんの募集をするの？」 ウズメ 「えーとね、たいていこの手のイタい対談企画では、左側に話し手キャラの絵が付されていたりするものでしょう。でも、このサイトの管理人はいっしょうけんめい描いた肖像画を第三者に抽象画と誤認されてしまうような画力の人だから、誰か代わりにあたしたちの絵を描いてくださる方を探そうという、そういう、とっても身勝手な募集企画なのよ」 サグメ 「そんな、てめえに都合のいい募集に名乗りをあげる人なんかいるわけないじゃん。ばかな管理人だねえ」 ウズメ 「最近『ちみ1200歳』の絵を送ってくださった方がおられたものだから(近日公開予定)、ちょっと調子に乗っているところがあるのよきっと。でも、あたしたちとしても、はなやかな絵が載っていたほうが対談のし甲斐があるでしょう？」 サグメ 「んー、まあ、それはそうかもね。シコメはどう思う？」 シコメ 「ギッ、ギッ……田園調布に家が建つ！」 サグメ 「あー、はいはい、今日はセント・ルイスに取り憑かれたのね。あー、いちいちカラむのもめんどくさいかんじだよ、セント・ルイスだなんて」 ウズメ 「いつものごとく放っておきましょう。放っておいたところでバチもあたらないわ。だってセント・ルイスだもの」 サグメ 「了解。で、話の続きだけど、募集するとしたらあたしらの外見的な特徴をここである程度説明しておいたほうがいいよね」 ウズメ 「そうね、じゃ、サグメちゃんからどうぞ」 シコメ 「ギッ、ギッ……愛情、友情、年賀状！」 サグメ 「うるさいっ！　このセント・ルイスっ！」 シコメ 「ギッ」 サグメ 「えと、あたしの外見的特徴っつっても、まあ、べつに普通なんすけど、んーと、あえていうなら『洗練された眼鏡っ娘』みたいなかんじかな。自分で言うのもなんだけど。あ、あたしの巫女装束はMARNIのデザイナー、コンスエロ・カスティリオーニの生霊を無理矢理降霊させて無理矢理デザインさせたものなんだよ。フラワージェネレーション系というよりも、ボヘミアンスタイル系？　みたいなかんじの巫女装束なんだけど、ちょっとアバンギャルドなところがサグメのお気に入りかな」 ウズメ 「えーと、似ているといわれる芸能人とかはいるかしら？」 サグメ 「んー、あんまり言われたことないな。よくわかんない。ウズメ姉さんは女優の緒川たまきさんに似ているってよく言われるよね」 ウズメ 「管理人の願望がものすごく投影されているらしいの。『長髪・黒髪・おしとやか・緒川たまきさん似』が理想の女性像らしくて、その女性像をそのままあたしに投影しようとしているらしくて。ああ、あまりのイタイタしさに鳥肌がたつおもいだわ」 サグメ 「うーん、それはかなりイタイタしいね。聞かなかったことにしておくよ」 シコメ 「ギッ、ギッ……で、田園調布に家が建つ！」 サグメ 「あーあ、こっちはこっちで早くもネタ切れだよ。ホントに今回はいつにもましてイタイタしいなあ」 ウズメ 「さておき、あたしの巫女装束は(削除)のデザイナー、(削除)さんにデザインしていただきました。（削除）」 シコメ 「ギッ、ギッ、田園調布にムネオハウ、スが……た、建つ！」 サグメ 「時事ネタにくらいついてみた努力は認めるけどさ、もう何も言わなくていいよ。悲しくなるだけだから」 ウズメ 「あ、シコメちゃんの外見的特徴はですね、えーと、考えてなかったな、えーと、あ、そうだ、モーニング娘。に似ています」 シコメ 「……！　チッ……チガッ……」 サグメ 「ふーん、そうなんだ。あたしテレビとか観ないからよくわかんないんだけど、モーニング娘。っていう人に似てるのね」 シコメ 「チガウッ、チガウッ」 ウズメ 「あたしもテレビ観ないからよくわからないけど、そのへんのところを挙げておけば無難なんじゃないかな」 サグメ 「それもそうだね、有名どころだし。見たことないけど。で、シコメの巫女装束はですね、ブランドを身につけるどころか神社支給の巫女装束まで質に流すほど困窮した家庭環境らしくて、今はイトコからのお下がりセーラー服を夜なべして改造したインチキ巫女装束でなんとか宮司の目をごまかしています」 シコメ 「むちゃくちゃでござりますがな」 ウズメ 「それはセント・ルイスじゃなくて花菱アチャコでしょ」 シコメ 「もうイヤ、こんな生活！」 （小松政夫） サグメ 「夢もチボーもない」（東京ぼん太） ウズメ 「これはえらいことですよ。いやーんいやーん」（ルーキー新一） 　絵描きさんに対する挑戦にもほどがありましたごめんなさい。ボヘミアンスタイルな巫女装束ってなんなんだ、という話ですね。僕にもよくわかりませんごめんなさい。わりーね、わりーね、ワリーネ・ディートリッヒ（小松政夫）。 　いや、マジで、ごめん。