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「みなさんこんばんはー、ウズメです!」 |
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「こんばんみー、サグメです!」
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「どうもはじめまして、風船おじさんです! ようし、とぶぞ。とんでやる!」
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「風船おじさんって……またしょうもないモンをくっ憑けちゃってこの娘は……」 |
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「まったくだよ。もうちょっと話を拡げやすいキャラを憑けろよな。どうすんだよ風船おじさんなんて。マジで」
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「わっ、わっ。やめなさいカラスたち。おじさんの風船を割らないでくれー」
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「ほらあ! 言ってるそばからこれだよ。フォローしようがない」 |
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「ううっ、成層圏に突入っ、息が、息ができないッ!」 |
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「ちょっと、どうすんだよ、これ」 |
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「知らないわよ」
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「おお、見よ、地球は青かった!」 |
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「超えたのかよ、大気圏を」
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「だから、知らないわよ」 |
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「そして、気がついたら教会の屋根の十字架に抱きついて寝ていたのです」
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「ほらふき男爵かよ! っていうかそこって思いっきり大気圏内だから!」
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「なんだかんだいって付き合いいいのねえ。えーと、あたしはあたしで、サイトに届いた質問メールでも読ませていただきます」
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「おお、あの明かりは……翼よ、あれがパリの灯だ!」
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「風船に翼ついてないし! ていうか、さっきからドコを飛んでるんだおまえはいったい」
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「ハンドルネーム犬玄孫さんからのお便りです。えーと、『いつも拝見しています。ちょっと気になったんですけど、あの、3/2の座談会でシコメは死んでますよね? あれはなかったことにしちゃうんですか?』 ……あっ」
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「……あっ」
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「あっ、そうか。……ギニャー! ズバゴーン」 |
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「あっ、自己の死という事実を受け入れたシコメちゃんの肉体が粉々に砕け散った!」
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「死んじゃった! シコメがまたもや死んじゃった!」
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